1221日、第2回目のワンストップサービスデーが開催された。これは、ハローワーク(公共職業安定所)で求職中の方に、住宅問題や当面の生活困窮など総合的な相談に応じられる窓口として設けられたもの。

池袋ハローワークには、管轄の豊島区・板橋区・練馬区から区の職員などが協力に派遣された。練馬からは福祉事務所の相談係、生活保護のケースワーカー、住宅手当担当(委託の社会福祉士)、社会福祉協議会職員が駆けつけた。

 当日、池袋ハローワークでのワンストップサービス受付は75人。当日はじめて求職の登録をした人は19人だった(都内のワンストップサービス受付総数は423人)。ハローワーク職員による総合相談の後、それぞれのニーズに向いた窓口(ブース)に案内される。

練馬区の「住宅手当・生活保護」ブースを訪れたのは15人だった。失業などのために家賃の支払いが困難となり、一時的な住宅手当の相談に応じた方が10人、当面の生活の術がなく生活保護の相談を受けた方が5人だった。1月中に雇用保険の給付が
切れるが再就職先がない方など相談のなか、中高年
齢層の求職困難と賃金切り下げによる生活困難の悲鳴
が目立った。また、失業・減収のため「住宅ローンの
支払いが困難」との 相談もあったが、現在の施策では
救済する方法がない。

ワンストップサービスは「ハローワークに求職登録し
てい る」ことを条件にしているため、高齢の住所不定
者などは蚊 帳の外に置かれている。年末・年始を控え
て、視察に訪れた長妻厚生労働大臣の目にはどう映っ
たのだろう。東京都は1228日から13日までの間、
オリンピック青少年センターを借り上げて「住宅喪失
者の生活総合相談」(宿所・食事の提供、500人規模)
を行うが、これとて「ハローワークに求職 中」のハ
ードルを設けている。

昨年の「年末派遣村」には、都外からの流入を含めて
多数の「住宅喪失者」が殺到し、練馬区でも100人の
生活保護申 請を受け付けた。ことし「オリンピック村」
の行く末はどうなるのだろう。そして、「オリンピッ
ク村」からも排除された生活困難者はどんな新年を迎
えられるのだろう。
    
                    福田 隆(練馬区職労)