◇ 貧困率15.7%は世界第二位!

昨年10月、厚生労働省は2007年調査で日本の「相対的貧困率」は15.7%であると算出し発表した。日本政府が貧困率を公表したのは1965年以来、 実に半世紀ぶりだ。
この「相対的貧困率」とは年間所得を世帯人数に振り分けて高い順に並べたとき、真ん中の所得(228万円)を基準とし、 その半分に満たない人が占める割合のことを示す。この228万円という金額は、かなり低く感じるのだが、実際はこの金額に届かない人々が増えているのがわかる。

を対象とし「暮らし」に対する調査が行われた。「普通」65.2%だが、「大変苦しい」「やや苦しい」との回答は26.4%となった。 食料を買えなかった経験を持っているのは19.3%、水道、電気、ガスの停止経験を持っている世帯は4.9%にも上った。高齢化社会が進む中、このままではこの数値が上昇することは想像に難くない。

◇ 生活保護を受けながらの求職活動

◇ 貧困の根底に雇用問題

この「貧困」に「雇用問題」が深く関連している。総務省が発表した11月の完全失業者率は5.%。1000人のうち52人が失業者ということになる。完全失業者数は331万人で前月同期より75万人増えている。 厚生労働省が6月に発表した数値によると「失業者予備軍」と呼ばれる人々は233万人存在するといわれ、「完全失業者」と「失業予備軍」の数値を合計し計算し直すと 失業率は約9%にもなるという。これは米国並みに高い数値となる。貧困率が米国についで世界第二位という事実はこのことを示してもいる。
非正規雇用の拡大による労働市場の二極化やワーキングプアの問題も深刻だ。そして、高齢者の貧困生活世帯も年々増えていることも問題だ。内閣府の下で60歳以上

「貧困」という言葉が誰の背にも迫っている中で
私が強く感じたことは、雇用問題の改善こそが貧困
率の削減に繋がっていくということだ。

仕事に就いているときはこのようなことを考えるこ
ともなかったが、一度職を失い、地元を離れ、再び
東京で求職した時貧困に取り込まれ、この問題の大
きさを実感した。

この貧困の生活というものは、頭で考えるよりもか
なり厳しいものがある。

私の場合は「炊き出し」を検索し、ユニオンに辿り
着き、練馬総合福祉事務所の熱心な援助で生活保護
を受けられるようになったが、生活保護を受けなが
らの就職活動の中でも、困難は続いている。

月14万円の生活保護費を受給し、この中で就職活
動は電車代、履歴書代、写真代の支出にも困る時さ
えある。食事を三食摂れない日も度々だ。

私と同じように生活保護を受給しながら仕事を求め
ているが仕事に就けない人々、もっと厳しい現状の
人々の中には生活保護も受給できず、働くこともで
きず、住むところもない人々も数多く存在してい
る。そして今日も貧困層が増え続けていく。


政府は貧困率を発表し、貧困問題に向き合う姿勢
を示した。一日も早くより深く調査し実態を直視
し、改善に取り組んで欲しい。

また、この問題を社会において一人ひとりが考え
ていくことも重要な課題といえるだろう。
(K)