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![]() <寄稿> 柏木美恵子 |
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1995 年の海兵隊員による少女暴行事件を発端とした、沖縄 |
テージの恫喝そのものの発言を金科玉条のように報道し、「アメリカとの関係を悪くすることは国益を損なう」「決断できない政権」などと連日書き立てる日本のマスコミに対し、本当に怒りを感じます。その朝日新 |
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の人々の在沖米軍基地への怒りは「普天間基地全面返還」という
日米両政府による表明を勝ち取りました。けれども、それは県内への基地移設となり、「沖縄の負担軽減」という言葉の下でいつのまにか普天間返還・辺野古移
設・海兵隊の一部グアム移転というパッケージとなってしまいました。市街地にある普天間基地の即時閉鎖・返還は地元宜野湾市はもとより沖縄県民の悲願です。2004年8月に起きた「沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件」の衝撃は今も忘れることができません。自・公政権とマスコミは「危険な普天間基地
返還のために辺野古への移設やむなし」という世論を形成することに腐心しました。 けれども宜野湾市の伊波洋一市長が、11月26日に与党国会議員に対して行った「普天間基地のグアム移転の可能性について」という詳細な報告は、自・公政権が国会やマスコミに繰り返し説明していた「グアム移転は海兵隊司令部のみ」というウソを、アメリカ側の資料を分析することによってくつがえし、普天間基地に駐留する海兵隊の全部隊がグアムに移転する予定であることを証明しました。しかしなお外務省や防衛省は、辺野古に作られようとしているのは普天間移設のための基地ではなく、潜水艦が入れる深い水位がある大浦湾の軍港建設とセットになったまったく新しい基地であることを認めようとしません。 伊波市長の説明を受けた民主党の平岡秀夫議員は12月15日に星陵会館で行われた集会の中で、「このような説明は外務省からも防衛省からも一度も聞いたことがない、一自治体が調べうることをなぜ国ができないのかと驚く」と発言しました。政権交代が起こって今まで国会議員すら知らなかった経過や事実が明らかにされつつあります。その状況の中で政府が「時間をかけて検討する」のは当然のことです。そうでなければ選挙によって違う政権を選んだ国民の意思を尊重することはできません。 ◇ 「マスコミよ
あなたは基地をどうしたい」 自・公政権下で決めた自分たちの路線を、そのまま進めようとする傲慢な官僚と、ゲーツ国防長官や、いわゆる「知日派」と言われるマイケル・グリーンやアーミ |
聞に、「マスコミよあなたは基地をどうしたい」という川柳が掲載された時は、わが意を得た思いでした。 ◇ いつまで沖縄の人たちに苦渋を強いるのか! 11月8日に行われた「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」には2万1千人が参加しました。翁長那覇市長は「私は保守系ですが、沖縄の更なる基地強化は絶対に許せない。沖縄の人々は、基地問題で左右に分かれ、いさかいを続けてきた。これ以上沖縄の人々を対立させてはいけない。今こそ沖縄の人々は、保革を乗り越え基地の整理縮小に向け一致団結する時期だ」と発言しました。 来年1月24日に行われる名護市長選には、現V字案計画を堅持する島袋現市長と県外移設を訴える稲嶺進氏が立候補しています。今回の市長選の結果は今後の辺野古新基地建設に大きな影響を与えます。一時独自候補を擁立しようとしていた共産党も、稲嶺氏が「辺野古合意案を見直し県外移設を求める」と表明したことで共闘し、今回の選挙は基地建設反対派が分裂することなく、辺野古の問題を争点に真っ向から現市長と争うことになりました。島袋氏を当選させた前回市長選挙は、衆議院で2/3を超える議席を得た自・公政権下で、防衛省のあの守屋事務次官による市民を愚弄する「アメ・ムチ」補助金政策が執られた時でした。このような苦渋をいつまでも沖縄の人たちに背負わせていてはなりません。 ◇ 1月30日 日比谷野音集会へ! 1月30日(土)日比谷野音で行われる全国集会とデモへの参加を呼びかけるチラシには<集まれ!!10,000人>とあります。沖縄の2万1千人には及ばずとも、辺野古は私たち一人ひとりに「あなたは基地をどうしたい」と問うています。地位協定に端的に示されているアメリカとの従属的関係から脱却し、選挙に示された民意を政策としてきちんと進めていくよう、政府に対し声をあげましょう。普天間基地の返還と辺野古の新基地建設を止めることは私たちの社会を変えます。何十年もの自民党の政権下で地元の選択も市民の意思も尊重されてこなかったこの社会で、私たち主権者の意志が国の方向を決めるのだということを私たち自身が認識できることは、日本の民主主義の質を大きく変えることになると信じます。 |
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